買わないでカブトムシ採りに行って自然を楽しむ
カブトムシがお惣菜パックに詰められてバーコードの値段シールがついているのを道の駅で売ってるのを見て『えー。採りに行こうよ。つまらないな』ってぼやいちゃいました。
またとあるテーマパークの一角で『カブトムシを捕まえるコーナー1回○○円』というコーナーがあったり。あるのはいいけど、地面に敷いたおがくずの中にカブトムシがいる模様。その中を掘り当てるみたいな(;'∀') カブトムシは地面にはいませんよ!どうせなら木につけて採るようにしてほしかった。それにただ買い与えて虫かごで買うだけじゃ、どうやってカブトムシが生息しているか子供には全く分からないじゃないか!
もちろんこういう状態だと子供も『とってみたい』といい、欲しいって思うのですが… 旦那がひとこと『よし、カブトムシを採りに行こう!』と宣言しました。カブトムシは自然界に生きているもの、スーパーの惣菜パックに入って売ってるんじゃないし、地面のおがくずの中にいるのではないのだ!と鼻の穴を膨らませて子供に言いました。普段全く子育てに非協力的な旦那が虫取りとなったらがぜん張り切る張り切る(笑)
私は虫はあまり好きじゃないけど家族全員で自然を楽しみながらの虫採りは子どもが小さい時にしかできない素敵な体験です。 どこに行けばカブトムシはいるのかな?そして改めて自然っていいなって思った体験をお伝えします。
カブトムシを探すにはまずはクヌギの木を探そう
今は虫が嫌いな私ですが、実は小学校の低学年まではカブトムシやバッタなど昆虫が好きでした。夏休みには友達やいとことカブトムシ採りに行ったんです。カブトムシって木にくっついている!そんな記憶があるのですが、木だったら何でもいいのか。森や林になっているところにいったらいいんじゃない? なんて旦那に言ったら『何でもいいわけじゃないじゃん、決まった木にしかいないんだ!クヌギの木だなカブトムシがいるのは』またしても鼻の穴を大きくしながら得意げに言ってました。
へー。クヌギの木ってどんなの?なんだろう?
ザクッりというとどんぐりのなる木がクヌギの木
クヌギの木なんて知らないし、見たこともないって思うでしょ?ところが意外とクヌギの木って森林公園や遊歩道だったり、神社やお寺にもあります。クヌギの木は元気がよく、炭づくりに利用されたりもしていて、雑木林に植えられていることもあります。
また人工的に植えられた場所には生息していることがすくないし、寒い地域でもあまり見かけないのが特徴です。また、クヌギの木の樹皮の特徴はごつごつとしていて固そうな感じです。こすったらきっと擦り傷になるんだろうなって感じです。上の写真がクヌギの木なんですけど、見たことないですか? 公園でどんぐり拾ったことってありますよね。実はどんぐりの木がクヌギの木のことが多いです。クヌギの木のどんぐりは丸っこい栗により近い感じです。よく見かける細長いどんぐりじゃなくてコロンとしていてかさもイガイガがついているとっても特徴のあるものです。秋にならないとわからないけれど、コロンとしたどんぐりが特徴の木です。
クヌギの木だけじゃないカブトムシのいる木は?
クヌギの木の樹液はでてそこにカブトムシがやってくるわけですが、他の木には集まらないのか?前にうちの旦那が『桜の木にもカブトムシがいることがある』ようなことを言ってました。が、調べてみると桜の木の樹液は固くあまりカブトムシは好まないとか。クワガタもいる!とか言ってましたけど、桜よりやはりクヌギの木が一番。あとはコナラの木。コナラの木もどんぐりができます。よく見る長細いやつです(^▽^)/ てことはカブトムシのいそうな木を見つけるのって案外簡単なのかな?って思ったりします。けど、樹液が出ていないとカブトムシはやってこないのです。樹液が出ているかどうかは昼間のうちにどの木から樹液がでているのか前もって探しておくひと手間も欲しいですね。
うちの旦那さんの場合は友達からの情報と自分が実際に下見に行っていました。男の人は基本ハンターの要素があるのか、こういう情報をなぜか友達同士で持っているのが女には理解できません( ´艸`)
なので、子供を連れて夜にカブトムシ採りもカブトムシのいる木の場所がわかっていたので私は何もせず子供とカブトムシ採りについていくことにしました。
カブトムシを採るのに必要な道具
カブトムシ採るのに虫網とかごがあればいいじゃんね。なんて思っていたんだけど、なんせ夜の山に行くのだから真っ暗ですよね。懐中電灯も必須です。
服装はなるべく長袖のシャツを!どうしても暑くて嫌っていうのなら虫よけスプレーをもっていきましょう。そして素手で虫を捕まえるってのもケガの原因にもなるので、軍手も用意したいところです。うちの野郎どもはたくましく素手(;'∀') 旦那がクヌギの木に近づいて採り、子供が道路で虫網とかごを用意してるスタイルでした。
私はその間何をしていたのかって?それがですね、夜空の星を眺めていました。星空も明かりのない山の上だと空一面に星くずなんですよね。下界では見られない光景にうっとりしてしまいました。双眼鏡で見たらもしかしたら天の川が見られたかもって思うほどのまばゆい星たち。それにほたるが飛んでいたんですよ。ほたるって私一度も見たことがなくて本当に感動しましたね~。ついてきてよかったって思いました。
夜の自然の魅力を暗闇の中から見つける
子供を連れてカブトムシを採りに行くなら早朝のほうがいいような気もしましたけど、うちの旦那の場合仕事が早朝だし、彼のこだわりとして『カブトムシは夜のほうがいるに決まってる』だったので夜の出発!
旦那の実家近くの山でカブトムシが採れるちょっとした有名な場所でした。
夜の山なんて街灯もないし、真っ暗でちょっと怖かった。しかし、子供と旦那はもう探検隊気分でなぜだかハイテンションでした(笑) カーステレオから聞こえる歌を二人で歌うなんてまず、普段からは見られない光景ですからね、カブトムシってすごいです。
カブトムシは買わないで採りに行こうよ
カブトムシなんてお店で買ったらいいじゃないのなんて思っているあなた、どうでしょう。カブトムシは野山に是非採りに行きましょうよ。
苦労しないで手に入れるよりも採る過程を楽しむこと、カブトムシはお店でパックに入って売っているんじゃなくて自然の中にいるって子供に教えてあげましょう。
虫を採りに行くっていう体験も人生の中のほんの数回。もしかしたら虫を採る体験もなしに大人になっちゃうかもしれない。いやあ、そんな人生つまらないです。子どもにはいろんな体験をして大人になってほしいですね。